
一人暮らしを始め、自炊を始めてからそれなりの期間が経過したが、「得意料理は?」と聞かれたら「麻婆豆腐」と答えている。
理由はただ1つ。
店で食べるより、市販の素を使うより、自分で作った方が明らかに「美味しい」と感じるから。
私の母が作ってくれた麻婆豆腐は「丸美屋の麻婆豆腐の素」を使っていた。もちろん、それはそれで美味しい。しかし、初めて自分で調味料を揃えて麻婆豆腐を作った時に、あまりにも別物すぎて衝撃を受けたことを覚えている。
自炊を始めてから誇張抜きで何十回と作っている麻婆豆腐。その試行錯誤の成果を紹介する。
材料(1~2人分)
・豆腐 …2個(150グラム×2個)
・しょうが(みじん切り)…大さじ1 ※適当でいいけど入れすぎたら主張が強くなるので注意
・にんにく(みじん切り)…大さじ1 ※適当 しょうがより気持ち多め
・長ねぎ(みじん切り)…1/3本 ※適当
・豚挽肉…50g~80g ※適当
・水…160cc
【調味料】
・豆板醤…小さじ1 ※この量でかなり辛い、各自で調整
・豆鼓醤…小さじ1
・甜面醤…小さじ2
・醤油…大さじ1
・料理酒…大さじ1
・味覇…小さじ1/2~1
・砂糖…ひとつまみ
・ごま油…大さじ1弱
・ラー油…大さじ1弱
・水溶き片栗粉…小さじ1 ※片栗粉を倍量の水で溶く
豆腐
正直、麻婆豆腐のように濃い味付けをするのであれば、そこまで豆腐にこだわる必要はないと思う。しかし、口に含み噛んだ時の触感は重要視したいので、木綿ではなく絹にしている。個人的に豆腐は少し崩れているぐらいが好き。
甜麺醤
麻婆豆腐の味を決めている最も重要な調味料。
とりあえずユウキ製を使用しておけば間違いない。
豆板醤
ずっとユウキ製の豆板醤を使っていたが、安かったのでCookdoの豆板醤を買ってみたら辛くなさ過ぎて驚いた。こちらもユウキ製を使用しておけば間違いない。メーカーによって辛さも旨味も全く異なるため、ここは特に揃えることを推奨する。
豆鼓醤
こちらもユウキ製。入れると味の複雑さが増して深みが出る。ただ、自分は豆鼓醤を買ってから麻婆豆腐にしか使ったことがないので、最悪なくてもいい。その場合は、同量の甜麺醤で代用。
調理方法
私のレシピ・調理法は以下の記事を参考にさせていただき、自分の舌に合うように個人的なアレンジを加えている。

①フライパンにサラダ油を入れ、生姜、にんにく、長ネギを炒める
②香りが立ってきたら豚挽き肉を入れ、焼き色が付くまで炒める
③豆板醬を加え、炒める

④豆鼓醤、甜面醤を加える

⑤酒、醬油を加えて炒める
⑥水(お湯)、味覇、豆腐を加えて沸騰させ、1分ほど煮る

⑦砂糖、ごま油、ラー油を加える
⑧水溶き片栗粉を加えて、好みのとろみをつける
⑨3分ほど煮る

~~激うま麻婆豆腐の完成~~

口に含んだ瞬間、まず豆腐のなめらかな舌触りが広がり、続いて豆板醤の鋭い辛さがピリッと刺激する。そこへ甜面醤と豆鼓醤の甘味と深い旨味が重なり合い、複雑で濃厚な味わいが一体となって押し寄せてくる。
まさに「辛いけど止まらない」麻婆豆腐。
さらに、しょうがの爽やかな辛みが後味を軽やかに整え、濃厚さの中にリズムを刻むようなアクセントとなる。次の一口へ自然に手が伸び、気づけばずっと食べ続けてしまう一品。
正直、豆板醤と甜面醤を用意すれば、誰でも本格的な麻婆豆腐は出来る。
ぜひお試しあれ。





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