こんにちは、Miyaです。
今回は映画ドラえもん3作目「のび太の大魔境」の感想を書いていきます。
こちらの記事はネタバレありです。
まだ本作品を見ていないという方は、ネタバレなしの記事をご確認ください。
ネタバレなしの感想はこちら(※準備中)
また、ドラえもん全映画のランキング・Tier表の記事も公開しているので、よければそちらもご覧ください。
『のび太の大魔境』作品情報
監督 | 西村秀夫 |
脚本 | 藤子不二雄 |
出演者:レギュラー | 大山のぶ代 |
小原乃梨子 | |
野村道子 | |
たてかべ和也 | |
肝付兼太 | |
出演者:ゲスト |
清水マリ |
杉山佳寿子 | |
村瀬正彦 | |
滝口順平 | |
柴田秀勝 | |
永井一郎 | |
音楽 | 菊池俊輔 |
主題歌 | 岩渕まこと「だからみんなで」 |
撮影 | 小池彰、鈴木明子 |
編集 | 井上和夫、坂本雅紀 |
制作会社 | シンエイ動画 |
製作会社 | シンエイ動画 |
テレビ朝日 | |
小学館 | |
公開 | 1982年3月13日 |
上映時間 | 91分 |
『のび太の大魔境』あらすじ
夏休みのある日、のび太の家に一匹の子犬が迷い込んできた。その子犬に導かれ、のび太たちの一行はアフリカのコンゴにある巨大な像の謎を解く探検へと向かう。危険だらけのジャングルの奥地には、まだ見ぬ冒険が広がっていた。
『のび太の大魔境』良かった点
『のび太の大魔境』悪かった点
『のび太の大魔境』詳細な感想
映画ドラえもん3作目。
しずかちゃんが、ジャイアンのことを「たけし”くん”」と呼んだり、「男なんだからしっかりしろ」といった発言からも時代を感じる。また、本作品から映画のOPが私に一番馴染みのある「ドラえもんのうた」になった。
スネ夫とジャイアンの、「まだ見ぬ土地の冒険がしたい」という無茶振りから物語は始まる。そこで、ペコとの出会いと日常生活を経て、アフリカへの冒険と乗り出すことになるが、この序盤の雰囲気は結構好み。
その後、アフリカへの冒険に乗り出すのだが、この冒険パートが課題。まず第一に、「ドラえもんの映画は大冒険が醍醐味!」のように主張する人が一定数いるが、自分はそうは考えていない。
面白い冒険ならもちろん良いが、冒険すればなんでもOKというわけではない。そういう意味では、今作の冒険パートは面白みに欠けると言わざるを得ない。
そもそも、目的地が明確であり、どこでもドアで行こうと思えば行けるにも関わらず「冒険がしたいから100km手前からスタートしよう」という契機で始まっている時点で、お遊び感が拭えない。「何か事件に巻き込まれた」とか「何らかの事情で向かうしかない」というわけでは全くないため、冒険自体に感情移入が出来ない。
続いて、バウワンコ王国に入るついて、ここにも課題がある。そもそも、映画全体の中で王国の話が出てくるタイミングが遅すぎる。全91分の中で、残り35分頃に王国に入ることになるが、そこから国の背景や新しい敵キャラなどを出されても唐突感が先行し、感情移入が出来ない。このあたりは昔の映画の演出の弱さ故か。ついでに、王国に入った時に、いきなりペコが服を着ているなど、とにかく細かい演出が雑なのが気になる。
ダブランダーとの対戦について、10人の予言の話はいきなり出てきたが、先取り約束機は自然な流れで登場し、最後に重要な役割を果たすのは個人的に好き。眠りにつく前にドラえもんからしずかちゃんに貸して、そのまましずかちゃんが持っていたという辻褄も合うのでGOOD。
追い詰められた際に、ジャイアンが今まで自分のせいでみんなを窮地に陥らせてしまった葛藤を乗り越えて、先人を切ってペコに助太刀し、最終的にみんなで団結して敵陣に乗り込むのはアツいシーン。
また、終盤に未来の自分達が助けに来るシーンについて。今作を見たことがあるという人は、話を細かく覚えていなくても、ここだけ覚えているという人は多いのではないだろうか。空き地に置いていったひみつ道具を携えて自分達が助けに来てくれる構図は見ていてワクワクする。
この記事を執筆中に気づいたが、よく見たらドラえもんがしれっとマントを身に着けている。これは「ひらりマント」か・・・?特に劇中で活躍するシーンがないため、今まで気づかなかった^^;
が、それ以外の所は平凡といったところ。
全体として悪くはないが、盛り上がるシーンは少なめ。
まとめ
・王国に入るのが終盤のため、唐突感が拭えない
・全体として悪くはないが、盛り上がるシーンが少なめ
いかがだったでしょうか?
ぜひ皆さまの『のび太の大魔境』に関する感想について、コメントをいただけますと幸いです。
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