
こんにちは、Miyaです。
今回は映画クレヨンしんちゃん最新作「超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ」の感想を書いていきます。
こちらの記事はネタバレありです。
まだ本作品を見ていないという方は、ネタバレなしの記事をご確認ください。

また、クレヨンしんちゃん全映画のランキング・Tier表の記事も公開しているので、よければそちらもご覧ください。

『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』作品情報
監督 | 橋本昌和 |
脚本 | うえのきみこ |
原作 |
臼井儀人 |
出演者 | 小林由美子 |
佐藤智恵 | |
真柴摩利 | |
林玉緒 | |
一龍斎貞友 | |
ならはしみき | |
森川智之 | |
こおろぎさとみ | |
バイきんぐ (小峠英二・西村瑞樹) | |
賀来賢人 | |
瀬戸麻沙美 | |
山寺宏一 | |
速水奨 | |
音楽 |
荒川敏行 |
松尾早人 | |
原口大 | |
主題歌 | Saucy Dog「スパイス」 |
編集 | 村井秀明 |
製作会社 |
シンエイ動画 |
テレビ朝日 | |
ADKエモーションズ | |
双葉社 | |
配給 | 東宝 |
公開 | 2025年8月8日 |
『クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』あらすじ
インドを舞台に、しんのすけたちカスカベ防衛隊が、暴君と化したボーちゃんの暴走を止めるため奮闘する。 インドのハガシミール州ムシバイが春日部と姉妹都市になったことを記念して、「カスカベキッズエンタメフェスティバル」が開催されることになった。 そのダンス大会で優勝するとインドに招待され、さらに現地のステージで踊ることができると聞いたカスカベ防衛隊の5人は、力を合わせて大会で見事に優勝し、インドへ旅立つ。
『クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』良かった点
『クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』悪かった点
『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』詳細な感想
はじめに
朝8時ちょいぐらいだったけど結構人がいた。
前作は同じタイミングで見に行ってめっちゃ人少なかったんだけど、人気盛り返した?
感想
「ダンス・・・?ボーちゃんが主役・・・?絶対つまらんやん・・・」ぐらいに思ってた。いわゆる冷笑系。結果、そこそこ面白かった。
前作と違って後味も悪くなく、基本的にシリアスな展開はないから頭を空っぽにして見れる。
というか前作が胸糞悪すぎただけか。あらすじにもある通り、「カスカベキッズエンタメフェスティバル」で優勝してインドに旅立つことになるが、このあたりのテンポがめっちゃ早い。「サボテン大襲撃」では引っ越しということもあり、かなり引っ越しまでの描写が長かったが、今回は優勝してインドに行くまでがめっちゃ早かった。
そこからインドへ旅立つことになるが、例の如く野原家のみ一家総出で旅行。ここら辺に関しては「嵐を呼ぶジャングル」と同じなので特に違和感はないものの、やはり仕事で来れないだの言い訳みたいな下りはあった。そして今回は園児の引率として園長先生も同行。園長先生良い人すぎるだろ・・・。
この映画は、本編通して基本的にずっとミュージカル調。見知らぬ人といきなり歌い出して踊り出す感じ。Xで「インド映画のオマージュ」って書かれてたのを見たんですが、インド映画ってこういう感じなんですか?
ドラえもん、クレヨンしんちゃん、ポケモン以外の映画をほぼ見たことがないレベルなので知りませんでした(´・ω・`)
ともあれ、ミュージカル調なだけあって、ケツだけ爆弾と被るところはある。ただ、ケツだけ爆弾は一応世界滅亡の危機に瀕してる状況で、ミュージカルのノリを出してくるのが寒くて嫌いだったので、今回は舞台はインドで世界観ともマッチしているのでそこまで気にはならなかった。とはいえ、いきなり歌い出す、踊り出すみたいなノリは正直自分にとってはかなり苦手。これが「クレヨンしんちゃんだから」なのかは分からない、見ていて共感性羞恥のような感情が芽生えてしまう。ここら辺が問題ない人ならもっとこの映画の評価は高くなるんじゃないかな。
ただ、歌って踊るシーンが多い関係上、本編の中で挿入歌が多数採用されているのだが、その中で「オラはにんきもの〜インドバージョン〜」が流れたのは胸アツだった。
本編についても、覚醒したボーちゃんを元に戻すために奮闘するバカみたいな話だが、一行が離散する下りは面白かった。全員がバラバラというわけではなく、しんのすけ、マサオとシロ、園長先生とウフンアハーン、のようによく分からん組み合わせで別行動になり、ひろし、みさえ、風間くん、ネネちゃんはそのまま、というのも今までにない感じで良かった。
ついでに、今作のマサオの扱われ方が完全に裏切りおにぎりだった。クズキャラが定着しすぎている。「犬(シロ)の面倒まで見切れないよ」の発言だったり、紙を自分の鼻に入れようと逡巡したり。
紆余曲折あり、しんのすけ vs ボーちゃんで終わり。かと思いきや、まさかのラスボスが「チャパティ」
正直、「しんのすけとボーちゃんの戦いが最後の方がよくね?」と蛇足感を感じてしまいつつも、インドに来た序盤で「チャパティって何?」の下りから誰も頼まなかったり散々な扱われ方をしていたので、最後にコレ持ってくるのか・・・w とアホみたいな伏線回収に笑ってしまった。
こういうのもクレヨンしんちゃんらしくて結構ポイント高い。
残念な点としては、物語の締めくくりがヌルっと終わったせいで「あれ、これで終わり?」感が正直あったところ。今回、インドに来た目的はインドのステージで5人で踊ることだったんだから、そのシーンが来るものだと勝手に予想していたので、まさかガビールが名前を連呼しながらエンドロールに行くとは思わなかった。その他にもアリアーナが苦悩を抱えていて、それを大衆に向けて出していくのか、みたいなところも触れられずじまいだったので、そのあたりがちょっと物足りなく感じた。
とはいえ、序盤中盤は普通、ちょい下寄りで見ていたのが、後半の盛り上がりで結構楽しかったので、普通に見に行っても問題ないレベルだとは思う。
また、ゲストキャラはみんなキャラが立っててよかった。アリアーナは可愛かったし、しんのすけの恋の対象とならないくらいの等身大の友達って感じでよかった。(サボテン大襲撃のスマホちゃんと同じぐらいの年代かな)
「本当の自分って何?」という本作のテーマを彩る上でも重要な役割を果たしていたと思う。
ガビールとディルは無駄に声が良くて作中でも活躍してたので結構好き。
まとめ
・ゲストキャラクターは全員キャラが立ってる
・終わり方が微妙

いかがだったでしょうか?
ぜひ皆さまの『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』に関する感想について、コメントをいただけますと幸いです。
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