映画『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』感想 バギーへの態度が腹立つ【ネタバレあり】

Miya
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こんにちは、Miyaです。
今回は映画ドラえもん4作目「のび太の海底鬼岩城」の感想を書いていきます。

こちらの記事はネタバレありです。
まだ本作品を見ていないという方は、ネタバレなしの記事をご確認ください。

映画『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』感想【ネタバレなし】
映画『のび太の海底鬼岩城』の感想と考察を丁寧に紹介。バギーの心情変化や残酷描写、物語構成の良し悪しを深掘りしたレビューです。

また、ドラえもん全映画のランキング・Tier表の記事も公開しているので、よければそちらもご覧ください。

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『のび太の海底鬼岩城』あらすじ

山と海、夏休みにキャンプの行き先でもめたのび太たちは、どちらも揃う「海底キャンプ」に向かうことに。ひみつ道具「水中バギー」と「テキオー灯」を使い、水中の生き物と出会いながらキャンプを楽しんでいると謎の青年・エルと出会った。実はムー連邦に住む“海底人”だったエルとの出会いをきっかけに、地球の命運をかけた大冒険を繰り広げることに──

『のび太の海底鬼岩城』良かった点

・かなり攻めた残酷な描写
・バギーの心情変化の描写

『のび太の海底鬼岩城』悪かった点

・バギーへの態度が腹立つ
・テンポの悪さを感じる部分がある
・設定の矛盾

『のび太の海底鬼岩城』詳細な感想

他のドラえもん作品にも言及しているため、未視聴作品がある方はご注意ください。

映画ドラえもん4作目。
2026年2月27日に「のび太の海底鬼岩城」のリメイクが公開されるため、そのタイミングに合わせて本映画の感想を述べていく。

物語の導入

のび太達一行が、夏休みに海に行くか、山に行くかを揉めて「両方行ける海底に行く」という所から物語が始まる。しかし、「旅行に行くまでにのび太のママに夏休みの宿題をすべて終わらせないと旅行に行かせない」という無理難題を与えられ、3日ほど旅行が延期される。

わざわざ宿題に挑んで挫折したり、しずかちゃん達に手伝ってもらう下りを映画でやる必要はあったのか、と思ってしまう。この部分だけ、日常回の延長に思えるため、今回の主題である「海底」にすぐに移行した方がテンポが良いと感じる。入れるにしてももっと短い方がいい。また、この下りが長いせいで、後半の海底人との邂逅からポセイドン撃破までが急ぎ足になっているようにも見える。

 

残酷な描写

ジャイアンとスネ夫がテキオー灯の効果時間が段々と切れてきて、あたりが暗くなっていって苦しんでいく描写は生々しいものがある。2人の「真っ暗だよ~、水圧で重いよ~、頭が痛いよ~」というセリフは、重々しく喋っているわけではないが、子ども向けアニメでは残酷な描写として印象が深い。

海底人によってテキオー灯を浴びせかけられたことで急死に一生を得たが、その後すぐに「よ~し、探検を再開しよう!」となるはあまりにも切り替えが早すぎる。1回はテキオー灯が切れて、とんでもない水圧を受けているわけだから何かしらの体に悪影響は受けてなきゃおかしいような気はする・・・。

バギーの心情変化

本作を語る上で重要なのが、ひみつ道具の「バギー」。上述のジャイアンとスネ夫が死にかける際、2人にバミューダ島に行くように命令されたバギーは、テキオー灯が切れることをわかった上で出発したと思われる。また、「引き返してくれ」と言われても、「もう間に合わない」と謎理論をかざして一向に引き返そうとはせずに直線し続ける残酷な一面を見せる。

この時の「苦しいですか?死ぬんですか?人間なんて威張ってても、こうなるとだらしないものですねぇ」というセリフは、機械ゆえの無機質な残酷さが垣間見えて良かった。

このシーンについては周囲から非難轟々ではあったものの、しずかちゃんの

機械に良い悪いもないわ、命令されたから走ったのよ。
というセリフは、しずかちゃんの人格者っぷりを表してる。

このシーンも含め、とにかくしずかちゃん以外の4人はバギーに対して当たりが強い。ことあるごとに邪険に扱っている。特にドラえもん。本作のドラえもんはバギーをポンコツ扱いするわ、のび太の話もまともに話を聞こうとしないわで良い印象が全くない。

とにかくバギーに優しく接してくれるのがしずかちゃんだけのため、次第にバギーはしずかちゃんに心を開いていく。“良いも悪いもない機械”だったバギーが、しずかちゃんとの会話を通じて人の心を持ち、最後にしずかちゃんを助けるためポセイドンに玉砕覚悟で突っ込む、という構成が綺麗だと思った。

矛盾がある描写

沈没船の中で、骸骨と日記を見つけるシーンがあるが、水中で長期間紙がそのままの形で残っている、骨が崩れずにそのまま残っている、というのはさすがに無理がありすぎて気になった。

身勝手すぎる海底人

後半から登場してくる海底人には突っ込みどころが多い。

・銃を浴びせてムー連邦へ連れてきた挙句、一生出れない宣言。国境を越えたら〇刑。
・地上人を野蛮人扱いするくせに、海底人も戦争をしてた過去がある。どの口が言うとんねん。
・テキオー灯があるぐらいの技術力があるくせに、ポセイドンへの対策なにもなし。
特に3つ目。
テキオー灯を持っているのは、21世紀と同じ水準の技術力がムー連邦にあると仮定して、テキオー灯があるなら記憶を消すぐらいの技術はないのか。
また、鬼岩城が活動始めて、できることは「神に祈るだけ」という無責任さ。この時の為に準備をしてて、それが鬼岩城に対して効かなかった、または不発に終わった、というならまだわかるが、何の対策もなく祈るだけなのは呆れた。そういう無能な国民性を表しているのか?

終盤の展開

最後はしずかちゃんとバギーの活躍が印象深いものの、他のみんなは特に見せ場もなく敵に次々と捕まっていくのが寂しい。このあたりが終盤の展開が急ぎ足に感じる原因だと思う。

また、バギーの決死の突っ込みでポセイドンが爆発して、ドラえもんの第一声が「やったよ!しずかちゃん」なのは余りにもひとでなしが過ぎないだろうか。

ついでに、最後のドラえもんが「また会おうね、エル」と言ってるシーンも該当するが、キャラクターが喋ってるのに口が動いてないシーンがいくつかあるのが気になる。エンディングがずっと静止画なことも相まって、作画全体に手抜き感があるのが残念。

この背景のまま動かないスタッフロール

まとめ

・序盤のテンポが悪い
・バギーへの態度が腹立つ
・しずかちゃんを通じてのバギーの心情変化は魅力的
総合的に見て、評価はCとした。

ストーリー自体は悪くないから、構成や見せ方を変えて肉付けすればより面白くなりそうな気がする。リメイクだとバギーはしずかちゃんではなく、のび太と親交を深めているような描写があったので、本作とは大きく異なることが予想される。私が感じた疑問点や課題を解消して、より良い映画になっていることを期待したい。

Miya
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いかがだったでしょうか?
ぜひ皆さまの『のび太の海底鬼岩城』に関する感想について、コメントをいただけますと幸いです。

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