映画『クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望』感想 時代劇×ファンタジーの“歪さ”【ネタバレあり】

Miya
Miya

こんにちは、Miyaです。
今回は映画クレヨンしんちゃん3作目「クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望」の感想を書いていきます。

こちらの記事はネタバレありです。
まだ本作品を見ていないという方は、ネタバレなしの記事をご確認ください。

 

また、クレヨンしんちゃん全映画のランキング・Tier表の記事も公開しているので、よければそちらもご覧ください。

【決定版】映画クレヨンしんちゃん 全33作品 ランキング Tier表を公開!
クレヨンしんちゃん映画全作品のランキング・Tier表を公開します。自分が各作品を視聴して「何を感じたか」「どう思ったのか」を共有することを目的としています。クレヨンしんちゃんを見ている方も、見ていない方も楽しめます。

『クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望』作品情報

監督 本郷みつる
脚本 原恵一
本郷みつる
原作
臼井儀人
製作 茂木仁史
太田賢司
堀内孝
出演者 矢島晶子
ならはしみき
藤原啓治
浦和めぐみ
佐久間レイ
加藤精三
富山敬
音楽 荒川敏行
主題歌 杉本幸子「たすけてケスタ」
撮影 高橋秀子
編集 岡安肇
製作会社
シンエイ動画
ASATSU
テレビ朝日
公開 1995年4月15日
上映時間 94分

引用元:Wikipedia

『クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望』あらすじ

野原一家は、未来からやってきたタイムパトロール隊員・リングから、時間犯罪者が日本の戦国時代の歴史を変えようとしていることを聞く。彼に協力するべく、戦国時代へとタイムスリップするしんのすけたち。そこには、謎の怪人・雲黒斎 (うんこくさい)が待ち受けていた。

『クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望』良かった点

「過去→現代」の二段構成が面白い
・ 時代劇×ファンタジーの“歪さ”

『クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望』悪かった点

・話の展開に強引さを感じる
・ご都合主義が多い

『クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望』詳細な感想

他のクレヨンしんちゃん作品にも言及しているため、未視聴作品がある方はご注意ください。

時代劇×ファンタジー

映画『クレヨンしんちゃん』シリーズ第3作目。

本作は下ネタ全開のタイトル、時代劇という取っつきにくい要素が多く、すぐ後に「ヘンダーランド」という大人気作品が存在することもあり、クレヨンしんちゃん映画の中でも”空気”として扱われがちだと思う。

テーマとしては「時代劇×ファンタジー」であり、戦国時代の雰囲気と、しんのすけが変身するファンタジー要素は、正直嚙み合ってはいないと思う。ただ、この歪さがクレヨンしんちゃん映画”らしさ”を醸成しているとも言える。

過去 → 現代の”二段構成”

最初に「過去」に行き、そこから「現代」に戻り、また一波乱起きる構成は非常に好み。個人的に「過去」のみで完結していたら、この作品をもっと低評価にしていたと思うが、現代に戻ってからも話が展開される面白さが評価を押し上げている。

感情移入しづらい”強引”な展開

とはいえ話の展開で気になる点も多々ある。

例えば、次回作の「ヘンダーランド」では、本作と同じように「スゲーナスゴイデス」の掛け声と共にしんのすけが変身するが、こちらは魔法の力ということである程度納得はできる。対して、本作では何故かしんのすけのタイムスーツにのみお助け機能が具備されており、しかも3回のみという制限付き。明らかにしんのすけを活躍させるためのご都合主義が透けて見えるのが気になる。

その他に、リング=スノーストームが、野原一家に「一緒に過去へ来てほしい」と頼むシーンについて。シロを介して意思疎通が取れるようになったタイミングで、最初に頼むべきことは「地中からタイムマシンを掘り返してほしい」ではないか?それをすっ飛ばして、「一緒に過去へ来て欲しい」というのはおかしい。「シロになってしまった以上、信じられるのはあなただちだけなのです」というセリフも、最もらしいようで冷静に考えると意味が分からない。

しかも、行き先が「戦国時代」であるにも関わらず、ほとんど野原一家が拒絶しないのも違和感。決断したきっかけが「しんのすけが行きたいと言ったから」という無理矢理感。この辺りの掘り下げが物足りないため、物語への没入感が薄くなってしまうのは欠点。

ファンタジー色が強い

クレヨンしんちゃん映画作品の中で見ても、輪を掛けてファンタジー色が強い作品であると言える。タイムパトロールにタイムトラベルなど、ドラえもんで聞くような単語ばかりがキーワードとして並んでいる。黒幕のヒエール・ジョコマンについても、ドラえもんでいうところの「時空犯罪者」そのもの。

しんのすけの〇人

フリードキン・珠死朗との戦いでは、しんのすけが躊躇なくガトリングガンを発砲し、結果的に人〇しを行っている。個人的には結構衝撃だった。発砲しなければ吹雪丸は負けているだろうし、助けたからこそエンジに仲間と認めてもらったという背景があるとはいえ、中々惨いシーンではある。まぁ、この敵もロボットである可能性はあるが。

終盤に登場したリング=スノーストーム

過去でヒエール・ジョコマンを撃退した後、何食わぬ顔でリング=スノーストームが登場するが、どうやって来た?そもそも、地中で身動きが取れないからシロに乗り移って過去に来たのでは?タイムマシンが直ったのか、仲間に助けられたのか。どういう経緯で来たのかが見えてこなかった。

本編とは関係ないが、リング=スノーストームの髪型と衣装がアルル・ナジャに似てる。

洗脳国家の描写

現代に戻ったテレビで、雲黒斎のロゴがサブリミナル的に挿入されていて、洗脳国家になっていることを明示する描写は印象深かった。

最後に、ヒエール・ジョコマンを倒した後、しんのすけ達の服装がおかしくなっているのはしんのすけの精神の具現化?いまいち理由がわからなかった。

まとめ

・過去→現代の二段構成、戦国時代×ファンタジーの独自要素を持つ作品
・話の展開に強引さが見える、ご都合展開も多い
総合的に見て、評価はBとしました。
Miya
Miya

いかがだったでしょうか?
ぜひ皆さまの『クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望』に関する感想について、コメントをいただけますと幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました