
こんにちは、Miyaです。
今回は映画クレヨンしんちゃん2作目「クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝」の感想を書いていきます。
こちらの記事はネタバレありです。
まだ本作品を見ていないという方は、ネタバレなしの記事をご確認ください。
ネタバレなしの感想はこちら(※準備中)
また、クレヨンしんちゃん全映画のランキング・Tier表の記事も公開しているので、よければそちらもご覧ください。

『クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝』作品情報
監督 | 本郷みつる |
脚本 | 原恵一 本郷みつる |
原作 |
臼井儀人 |
製作 | 茂木仁史 |
太田賢司 | |
堀内孝 | |
出演者 | 矢島晶子 |
ならはしみき | |
藤原啓治 | |
山田妙子 | |
紗ゆり | |
富田耕生 | |
中田浩二 | |
小宮悦子 | |
音楽 | 荒川敏行 |
主題歌 | 岸恭子「約束See You!」 |
撮影 | 高橋秀子 |
編集 | 小島俊彦 |
製作会社 |
シンエイ動画 |
ASATSU | |
テレビ朝日 | |
公開 | 1994年4月23日 |
上映時間 | 96分 |
『クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝』あらすじ
福引きで、南の島のブリブリ王国への旅行を当てた野原一家。大喜びで訪れるが、実はそれは謎の組織・ホワイトスネーク団がしんのすけを誘拐するためのワナだった。そして、しんのすけは王国で自分とそっくりなスンノケシ王子と出会う。
『クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝』良かった点
『クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝』悪かった点
『クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝』詳細な感想
概要
映画『クレヨンしんちゃん』シリーズ第2作目。
物語は敵組織「ホワイトスネーク団」がブリブリ王国の王宮に侵入し、スンノケシ王子を誘拐する場面から始まる。この敵側視点の導入は、後の『暗黒タマタマ大追跡』や『ブタのヒヅメ大作戦』にも通じるもので、脚本家・原恵一さんらしい雰囲気が感じられる。
初期らしさを感じる演出
1994年公開ということもあり、、前作の「アクションVSハイグレ魔王」で触れたような、初期しんちゃんの空気感が色濃く残っている。
https://miyanote38.com/shinchan_haigure_a/
特に、サルがしんのすけの元から離れようとした際、サルの尻尾を掴み「まあまあ、ゆっくりしていってくださいな」と言い、サルがうなだれる場面は、この時期のクレヨンしんちゃん特有の“ノリ”を強く感じさせた。
ストーリーについて
前作の「アクション仮面VSハイグレ魔王」ほどではないが、日常パートが存在する。こちらについては賛否両論あると思うが、個人的には映画らしい非日常展開を求めているため、やや冗長に感じた。物語全体のテンポを緩める一因になっていると思う。
話の展開についても気になる点がある。物語の最初で、王宮に侵入し、警備員やスンノケシ王子をスプレーで眠らせて誘拐するという”強硬手段”を取っている。にも関わらず、しんのすけの誘拐では、わざわざクジ引き用意し、ブリブリ王国行きの飛行機を手配し、離陸後にハイジャックを演出している。最初からしんのすけの家に侵入して同様に誘拐すればパラシュートで逃げられることもなかったはずだし、仮にブリブリ王国まで来てもらうにしても、着陸したタイミングを狙った方が手っ取り早い。映画的な見せ場を作るための演出だと思うが、違和感を抱かざるを得なかった。
また、全体的にテンポが悪いというより、話の進展が遅い印象を受けた。ジャングルのくだりも、サルとの出会いや遺跡に連れられて行く過程が長い。正直、退屈とまではいかないが、目が離せない程の魅力があるわけではなく、惹き込まれる要素が薄い印象。
遺跡に入ってからは面白いと思う。が、怒涛の展開かというとそうでもない。やはり評判の良い映画は終盤に一気に盛り上がりを見せる傾向があり、そういった意味では傑作とは言えず、良作止まりといった印象。
キャラクターについて
敵役を含め、キャラクターは魅力的。
クレヨンしんちゃん特有のオカマキャラであるニーナ、サリーは、組織への不満から寝返るなど、人間味溢れて全体を通じて良いキャラだった。ルル・ル・ルルも可愛い、強い、変人 と魅力的な要素満を兼ね備えている。数あるヒロインの中でも人気であるのが頷ける。
まとめ
・展開に不自然さや冗長さを一部感じる点がある
・終盤の盛り上がりが弱く、傑作というより良作止まりの印象

いかがだったでしょうか?
ぜひ皆さまの『クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝』に関する感想について、コメントをいただけますと幸いです。
コメント