こんにちは、Miyaです。
今回は映画ドラえもん2作目「のび太の宇宙開拓史」の感想を書いていきます。
こちらの記事はネタバレありです。
まだ本作品を見ていないという方は、ネタバレなしの記事をご確認ください。
ネタバレなしの感想はこちら(※準備中)
また、ドラえもん全映画のランキング・Tier表の記事も公開しているので、よければそちらもご覧ください。
『のび太の宇宙開拓史』作品情報
監督 | 西村秀夫 |
脚本 | 藤子不二雄 |
出演者:レギュラー | 大山のぶ代 |
小原乃梨子 | |
野村道子 | |
たてかべ和也 | |
肝付兼太 | |
出演者:ゲスト |
菅谷政子 |
杉山佳寿子 | |
小山茉美 | |
内海賢二 | |
柴田秀勝 | |
音楽 | 菊池俊輔 |
主題歌 | 岩渕まこと「心をゆらして」 |
撮影 | 小池彰、高橋明彦 |
編集 | 井上和夫、森田清次 |
制作会社 | シンエイ動画 |
製作会社 | シンエイ動画 |
テレビ朝日 | |
小学館 | |
公開 | 1981年3月14日 |
上映時間 | 90分 |
『のび太の宇宙開拓史』あらすじ
超空間がもつれ、のび太の部屋の下とつながった、宇宙の彼方にある「コーヤコーヤ星」。そこでのび太たちは洪水で宇宙船を流されてしまったロップル一家と知り合い、宇宙船を探す手助けをする。一家と仲良くなったのび太たちは、重力の小さいコーヤコーヤ星で遊ぶ。そんな中、その星にある反重力エネルギーの鉱石を狙って、「トカイトカイ星」からボーガントが星を爆破しようとやってくる。ボーガントの送り込んだ殺し屋に狙われながら、ドラえもんたちはコーヤコーヤ星を守ろうと奮闘する。
『のび太の宇宙開拓史』良かった点
『のび太の宇宙開拓史』悪かった点
『のび太の宇宙開拓史』詳細な感想
映画ドラえもん2作目。
まだしずかちゃんは「のび太”くん”」呼びであり、初期のドラえもんの雰囲気が感じられる。
特に理由もなく、いきなりのび太の部屋の畳の裏と宇宙船の扉が繋がり、コーヤコーヤ星の住民と親しくなり、ピンチを救う物語。この「特に理由もなく」の部分がご都合すぎてモヤっと来る。
まずこの作品を視聴して最初に思うのは、スネオとジャイアンがクズすぎる。
これは、この映画特有というわけではなく、この時代的にドラえもんの作品自体がこのような雰囲気だった所はあると思うが、とにかくのび太に対しての2人の態度が腹立つ。
・失敗したことに対して、のび太1人に全責任を押し付ける
・コーヤコーヤ星にて恐い目にあったのは同じなのに「もう友達とは思わないからな」の絶好宣言
都合の良い時だけ友達ヅラしてくるが、こんな奴らが友達なわけがない。
よく、この映画の感想で「友情」がテーマに上げられるが、個人的にはロップルとのび太の関係より、のび太とクレムの関係が色濃く描かれてるのが好き。最後の別れ際にクレムが出てきて、のび太に教えてもらったあやとりを見せる所や、回想シーンが大体クレムとの絡みなのは非常にエモくて良い。
だからこそそれをぶち壊したリメイク版は許せない
というか、前半はのび太とロップルはかなり関わっていたが、後半については最後のタイムふろしきで破壊装置を止めたシーン以外、ロップルは割と空気な気がする。好きな人に怒られそうだが、ロップルはただ良い奴の好青年という感じで、正直あまり印象に残らない。のび太とドラえもんに頼らずに一人で破壊装置を止めに行ったり、勇敢なキャラではあると思うんですよ、本当に。
また、敵として終盤に登場する殺し屋のギラーミンについて、あれだけ有能感を醸し出しておきながら退場があっけなさすぎる。一応ロップルに撃たれてるとはいえ、水に流されて即退場するのはなんだか締まらない。。
全体を通じて、自分に刺さるシーンが少なかった。
強いて言えば、しずかちゃんがジャイアンとスネ夫を連れて助けに来るシーンは良かったが、先述の通り「都合の良い時だけ友達ヅラするな」という感情が邪魔をする。まずのび太に謝れ。
話の内容としても薄いし、特に感動要素もない印象。
「のび太の宇宙開拓史」というタイトルもあまりそぐわない気がする。コーヤコーヤ星を開拓したのはのび太じゃなくて、ロップルを初めとした移民の人たちだもんね。
まとめ
・のび太とクレムの関係性の描写は好き
・全体を通じてストーリーが薄い
いかがだったでしょうか?
ぜひ皆さまの『のび太の宇宙開拓史』に関する感想について、コメントをいただけますと幸いです。
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