映画『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』感想 1作目から重いテーマ【ネタバレあり】

Miya
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こんにちは、Miyaです。
今回は映画ポケモン1作目「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」の感想を書いていきます。

こちらの記事はネタバレありです。
まだ本作品を見ていないという方は、ネタバレなしの記事をご確認ください。
ネタバレなしの感想はこちら(※準備中)

また、ポケモン全映画のランキング・Tier表の記事も公開しているので、よければそちらもご覧ください。

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『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』作品情報

監督 湯山邦彦
脚本 首藤剛志
製作 吉川兆二
五十嵐智之
盛武源
製作総指揮 久保雅一
川口孝司
ナレーター 石塚運昇
出演者 松本梨香
大谷育江
飯塚雅弓
上田祐司
こおろぎさとみ
山寺宏一
市村正親
小林幸子
佐藤藍子
音楽
宮崎慎二
たなかひろかず
主題歌 「風といっしょに」小林幸子
撮影 白井久男
編集
辺見俊夫
伊藤裕
制作会社 OLM
製作会社 東宝
ワーナー・ブラザース
公開 1998年7月18日
上映時間 劇場公開版:75分
完全版:85分

引用元:Wikipedia

『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』あらすじ

最強のポケモンを創りたいという人間のエゴによって、この世に生み落とされた伝説のポケモン、ミュウツー。 彼は自身の存在する理由も分からないまま、兵器としての実験を繰り返される。 やがてその心の中に、自分を生み出した人間に対する憎悪の念を宿していく。

『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』良かった点

・作品の中に一貫したテーマ性がある
・短い上映時間の中で簡潔に纏まっている

『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』悪かった点

・展開に理由が付けられない箇所がある
・ロケット団がいてもいなくても変わらない

『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』詳細な感想

他のポケモン作品にも言及しているため、未視聴作品がある方はご注意ください。

映画ポケモン1作目。
1作目にも関わらず、人間やポケモンの存在意義、クローンやアイデンティティなど、非常に重いテーマを用いており、良い意味でポケモンらしくないと感じる。
ポケモン映画全作品を通じても一番重いテーマだと思う。

1作目ということもあり、サトシが非常に主人公の活躍をしている
ピカチュウを初めとしたポケモンを体を張って助けたり、最終的にミュウツーの考えを改めさせたのもサトシの決死の行動であることなど、とにかく主人公らしい活躍をしている。その代わり、カスミとタケシは出番自体はあるものの、活躍自体はかなり控えめ。次作品以降でその辺りは補われるが。

今回の敵は「ミュウツー」ではあるものの、導入の10分を使って丁寧にミュウツー誕生、および人間を敵視するに至る過程を見せている。これにより、決してミュウツーがただの悪役というわけではないことを視聴者に理解させ、ミュウツーに感情移入を促すことで、作品としての完成度や魅力が上がっていると感じる

終盤のサトシがオリジナルポケモンを連れて歩いてくるシーンは、映画ポケモン屈指の格好良いシーンだと思う。めちゃめちゃ胸が熱くなる。

最高に格好良いシーン
©OLM Team Koitabashi・ピカチュウプロジェクト・東宝

サトシが石になってしまった後のピカチュウが必死に蘇生を試みる姿、オリジナルもコピーも関係なく、涙を流して悲しむ姿には多くの人が心を打たれたと思う。ミュウツーがコピーのポケモン達を連れて「これからもどこかで生きていく」という終わり方を含めて、充実感のある映画だと思う。

欠点として、本編の随所でロケット団のシーンを挟むが、特に居ても居なくても変わらない程度の活躍しかしていない。ただ、ポケモン映画全作品を見た後だと、まだこの作品のロケット団はマシな方で、もっと登場するだけで特に何もしていない作品が複数存在する。それは各映画の個別記事で言及させていただきたい。

その他、細かいことを言うと、以下の点も気になる。

・何故ミュウとミュウツーの攻撃を食らって石になった?
・流した涙が集まって元に戻ったのは何故?
・サトシが石になった時、少なくともタケシとカスミは真っ先に駆けつけるのでは?
ただし、あまり細かいことを気にしない方が楽しめる映画だと思う。

まとめ

・作品全体手にテーマ性があり、短い時間でまとめられている。
・見せ方や演出など、光る点が多く存在する。
・もう少し展開に理由付けが出来るとより良かった
総合的に見て、評価はAとしました。
Miya
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いかがだったでしょうか?
ぜひ皆さまの『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』に関する感想について、コメントをいただけますと幸いです。

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