こんにちは、Miyaです。
今回は映画ドラえもん13作目「のび太と雲の王国」の感想を書いていきます。
こちらの記事はネタバレありです。
まだ本作品を見ていないという方は、ネタバレなしの記事をご確認ください。
ネタバレなしの感想はこちら(※準備中)
また、ドラえもん全映画のランキング・Tier表の記事も公開しているので、よければそちらもご覧ください。
『のび太と雲の王国』作品情報
監督 | 芝山努 |
脚本 | 藤子不二雄 |
出演者:レギュラー | 大山のぶ代 |
小原乃梨子 | |
野村道子 | |
たてかべ和也 | |
肝付兼太 | |
出演者:ゲスト |
伊藤美紀 |
村山明 | |
小林清志 | |
音楽 | 菊池俊輔 |
主題歌 | 武田鉄矢「雲がゆくのは・・・」 |
編集 | 岡安肇 |
制作会社 | シンエイ動画 |
製作会社 | シンエイ動画 |
テレビ朝日 | |
小学館 | |
公開 | 1992年3月7日 |
上映時間 | 97分 |
はじめに
本ブログではドラえもんの映画感想記事を投稿しており、今まで1作目から順番に投稿していましたが、今回は3作目の「のび太の大魔境」の記事から一気に飛んで、13作目の「のび太と雲の王国」の記事を執筆するに至りました。
理由はこれです。
『ドラえもん のび太と雲の王国』見てきました⛅
1992年公開の映画…年代的に映画館で見ることは出来なかったので、この機会に見ることが出来て良かった😭
折角なので久し振りに感想のブログ記事を書こうと思うので本日の配信はなしで🫠 pic.twitter.com/TzGJLSTrk7— Miya|みや @Twitch (@Miya_MK8DX) January 20, 2025
「シリーズ45周年記念!映画ドラえもんまつり」で劇場版にてドラえもん映画の再上映を行っており、つい今しがた「のび太と雲の王国」を見てきたので、「記憶が新しい内に感想記事を書いてしまおう!」ということです。
『のび太と雲の王国』あらすじ
雲の上には天国があると信じているのび太のために、ドラえもんはひみつ道具を使って雲の上に素敵なお城を作る。しかし、雲の上には本当に別の世界があった。空にある天上世界に迷い込んでしまったのび太たちは、天上人たちと出会う。親切そうな彼らだったが、実は恐ろしい計画を実行しようとしていた。
『のび太と雲の王国』良かった点
『のび太と雲の王国』悪かった点
『のび太と雲の王国』詳細な感想
はじめに
映画ドラえもん13作目。
個人的にのぶ代ドラの方向性がしっかり固まってきている時期だと思う。
あらすじにもある通り、話としては雲の上に天国があると信じているのび太が、ドラえもんの協力を元に、雲の上に王国を作る話。短編でもあるような、これぞドラえもんといった王道的な話。「夢があっていいよねぇ~、こういうのが好きでドラえもんが好きになったんだよな~」と童心に帰った気分。
そして今作の肝とも言える天上人の存在。初めて姿が見えるのが開始38分頃。映画全体97分の中で、前半に登場するため、映画全体として天上人、天上世界の掘り下げがしっかりと行われている。このあたりは「のび太の大魔境」「のび太の海底鬼岩城」あたりの課題点を全く感じさせない。なんなら映画冒頭の島を洗い流す下りで、雨を降らすことが出来る第三者の存在が示唆されているので、天上人の登場も違和感がなくストーリーに落とし込まれている。
まぁ今となっては映画で定番の流れではあるけど・・・
本作における「ドラえもん」について
そして、今作は「ドラえもん」というキャラクターの魅力が1番出ている映画と言っても過言ではないと感じている。
まずはこのシーン。
#何回も巻き戻して観たシーン
映画「ドラえもん のび太と雲の王国」でグリプトドンに踏み潰されるドラえもん
愛くるしくて何回も見ちゃう pic.twitter.com/Gi55IByJvv— Miya|みや @Twitch (@Miya_MK8DX) February 20, 2024
このドラえもん本当に可愛い。
あまりキャラクターに可愛いという感情を抱くことはないんだけど、これは本当に可愛い。
何回見たかわからん。
次にこれ
うーん!かわいい!!
これ以外にも、天上人から隠れる時になぜか目がピンク色のHになっているドラえもん、鳥に乗るときに当たり前のようにのび太に踏まれるドラえもん、あまりにも見所が多い。
ドラえもんの魅力は何か?あくまでも個人的な考えで言えば、「頼りになるところ」と「ポンコツなところ」だと思っている。こんな愛らしさを見せながら、物語の終盤ではポンコツさの責任を取って自らガスタンクに突っ込む。ドラえもんの魅力の両方をこれでもかと堪能できるこの映画は、やはり神映画だ。
ストーリーについて
今作は天上人の世界だが、地上をぶっ壊そうと考えてるあたり、地底人の世界の「のび太の竜の騎士」と被るところがある。ただ、竜の騎士より、地球人を攻撃する理由・目的がハッキリしているので感情移入しやすい。
ただ、たまたま迷い込んだだけ、しかも小学生を捕まえて、地球人代表として証言してもらう、っていうのは中々に酷い話。ノア計画実行ありきで考えているため、一応地球人にも話を聞く、っていう体裁を保っているだけの天上人の性質を表しているのかもしれない。
その中で、パルパルというキャラはとても良い。最初から比較的友好的ではあるが、徐々に心が通じ合って、相対する立場でありながら味方してくれる展開はアツい。ドラえもんが「天上人、何万人の命には代えられない(から王国をぶっ壊す)」という発言を聞いて、ハッとする描写は非常にすこ。
その他、ストーリーとしても完成度が高い。のび太達としずかちゃん達が離れ離れになり、並行して話が進む。ドラえもんが故障した後、のび太とドラえもんが一緒に旅をしている形になるはエモくて良い。(壊れてるくせに結構従順なのが笑える)。しずかちゃん達がノア計画の話を聞いた後に、実際にのび太達がそれを目の当たりにする構図はめっちゃ洒落てる。時差調節ダイヤルをママが弄ったのが伏線になってるのもGOOD
ただ、ドラえもんの故障が直るのが唐突で、特に理由もなかったので、ここに何かしら直る経緯があればもっと良かったように思う。(のび太のピンチを助けるためにしても描写が欲しい)
ドラえもんが直った後、「地上世界が滅びたら、22世紀もドラえもんもないはずだろ」と発言して、何とかしよう!と意気込むが、それを言い始めたらどの映画の絶体絶命のピンチも当てはまっちゃうような・・・
最後に、この作品では全体を通じて「環境問題」がテーマに挙げられている。それ自体は問題ないが、天上人から地球人へ「お前らが地球を汚したからいけないんだ!」と叱責するシーンがあり、最後に「(地球を)守ろう!守ろうね!約束だよ!」という言葉が、ドラえもん視聴者に投げかけられているような構図になっている。
自分はあまり気にしないが、こういった作品のキャラクターを通じて、視聴者側に訴えてくるのは、嫌いな人は嫌いだろうな~とは思う。
密猟者について
本当はこんな奴らのことをわざわざ段落に分けて書きたくないんだけど
最初にしれっと連れてこられた描写がある密猟者4人が裁判の被告人として立つのは成程と思うが、こいつらが最後に立ちはだかる展開は正直微妙。どの作品にも共通するが、こうつらみたいなカリスマ性もクソもない金稼ぎが目当てのカスが出しゃばるのが一番嫌い。
最後も普通に生きてるし・・・天上人を悪という見方もあるが、こいつらに比べたら全然マシ。むしろこんなクズに大事なエネルギー州を破壊されたにも関わらず、ノア計画のボタンポチーしなかった天上人は聖人。俺なら押す。
まとめ
・ドラえもんの魅力がたっっっっっぷり
・密猟者はカス
いかがだったでしょうか?
ぜひ皆さまの『のび太と雲の王国』に関する感想について、コメントをいただけますと幸いです。
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