こんにちは、Miyaです。
今回は映画ドラえもん1作目「のび太の恐竜」の感想を書いていきます。
こちらの記事はネタバレありです。
まだ本作品を見ていないという方は、ネタバレなしの記事をご確認ください。
ネタバレなしの感想はこちら(※準備中)
また、ドラえもん全映画のランキング・Tier表の記事も公開しているので、よければそちらもご覧ください。
『のび太の恐竜』作品情報
監督 | 福富博 |
脚本 | 藤子不二雄 |
松岡清治 | |
出演者:レギュラー | 大山のぶ代 |
小原乃梨子 | |
野村道子 | |
たてかべ和也 | |
肝付兼太 | |
出演者:ゲスト | 横沢啓子 |
島宇志夫 | |
加藤精三 | |
音楽 | 菊池俊輔 |
主題歌 | 大山のぶ代、ヤングフレッシュ「ポケットの中に」 |
撮影 | 小池彰、高橋明彦 |
編集 | 井上和夫、森田清次 |
制作会社 | シンエイ動画 |
製作会社 | シンエイ動画 |
小学館 | |
公開 | 1980年3月15日 |
上映時間 | 92分 |
『のび太の恐竜』あらすじ
ある日、のび太は恐竜の化石を持つスネ夫に負けじと、恐竜の化石探しをしはじめる。のび太はそこで見つけた何かの塊を家に持ち帰り、タイムふろしきで包んでみることに。すると恐竜の卵が現れる。やがて卵が孵り、中から生まれたのは首の長い恐竜だった。のび太はその恐竜をピー助と名付けて育てることにする。
『のび太の恐竜』良かった点
『のび太の恐竜』悪かった点
『のび太の恐竜』詳細な感想
映画ドラえもん1作目ということもあり、初期のドラえもんの雰囲気が色濃く残っている。
・しずかちゃんからのみんなの呼称(〇〇くん、ドラえもん呼び)
・キャラデザイン
など
この映画を一言で表すと「現代で生き返らせた恐竜を白亜紀に戻す」かと思う。
途中で「恐竜を殺したり捕まえたりすると歴史が変わる可能性があるから犯罪だぞ!」と、ドラえもんが敵に説教するシーンがあるのだが、ピー助を現代で孵化させて白亜紀に戻す行為は対象外なのか?
本来であれば生まれていない生物を存在させることになるため、思いっきり歴史を捻じ曲げていることになるが、そこには一切突っ込まれないのも正直気になる。
途中、ドラえもんが「成長促進剤をピー助に飲ませたら?」というシーンがあり、実際に飲んだ描写ないが、短い期間で急成長を遂げていることから飲んだと断定して問題ないか。今だと倫理的に問題あるよね。
最初の別れでピー助をひっぱたく描写は原作通り、ただやはりいたたまれない気持ちになる。
確かリメイク版の「のび太の恐竜2006」では、ひっぱたくシーンは消えていた。
序盤はテンポが良い。原作の漫画ではピー助を白亜紀に戻して終わりだが、映画ではその後を描いてる。
どうしても一度完結している話を掘り返す形になるため、蛇足感は少なからずある。
恐竜の作画は迫力があって良い。
ただ、プテラノドンと対面し、襲われるシーンはかなりもっさりしていてスピード感は皆無。
「タイムマシンを日本まで運ぶには、タケコプターのバッテリーが上がっちゃうから無理」となった時に、スネ夫から「タケコプターを途中で休ませれば長持ちする」という一言で話が進むのだが、そんなその場凌ぎの対策で済む話なのか?これで全員が希望を持っているのが違和感。
結局、敵に「ピー助をくれたら日本に帰してあげるよ^^」と甘い誘いを受けた時に、スネ夫から「この誘いを断ったら、どうやって日本に帰るつもりなんだよ!」という一言。お前がタケコプター休ませながら進めば日本に行ける言うたんちゃうんかい!
ついでに、「1:05:47」の色合いが変わる演出が謎だった。
その他、敵に対して思ったことを一覧化
子どもを虐める嗜虐性に目覚めた、ってこと?
・恐竜ハンターなのにティラノザウルス一匹に逃げ回ってるのも謎
プテラノドンはバンバン倒してたやん。
・ピー助を盗むチャンスも山ほどあったのに、わざわざ交渉してるのも謎
結局のび太一行を襲うなら最初から盗んどけ。
とにかく敵の理念と行動が一致してないのが気になり過ぎて、敵陣営のカリスマ性が皆無。
感情移入が出来ないことが大きなマイナスポイント。
まとめ
・原作から追加された部分の話については、かなり気になる所が多い印象
・ただ、原作部分の話は原作に忠実、かつテンポがよく話としても完成されている
いかがだったでしょうか?
ぜひ皆さまの『のび太の恐竜』に関する感想について、コメントをいただけますと幸いです。
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